鬼束ちひろがTwitter上で「和田アキ子ころしてぇ」と
発言したことが話題を呼んだ。
世間では「なんでそんな馬鹿なことするかな…」と思われているのかもしれないが、
小生にはかなり合理的な行動に見える。
まず事の始めのツイートである。
鬼束ちひろが「和田アキ子ころしてぇ」とツイートした。
この時点で、多くの人は「ああ、鬼束ちひろか…」といった感想だっただろう。
鬼束ちひろというキャラ通りの行動だったので、イメージは傷つかなかったのである。
仮にみのもんたが「和田アキ子ころしてぇ」とつぶやいたらお茶の間のみなさん
(ナマポ,専業主婦ニート)から
バッシングを浴びてイメージダウンになっただろう。
また、鬼束ちひろが「天皇殺してぇ」とつぶやいても嫌悪感を抱かれるだろう。
『和田アキ子』というベストなターゲット選択の結果、
ノーダメージで鬼束ちひろというキャラクターが強くアピールされ、
興味を惹かれたり思い出される結果になった。
鬼束ちひろサイドとしては、デメリットなしで恩恵ばかりをうけた。
その後の対応がまさにパーフェクトだった。
とうぜん和田アキ子サイドは抗議した。
それに対し鬼束ちひろサイドは事務所が謝罪した。
そして本人はいっさい謝罪していない!
最高の対応である。
普通の芸能人のように、本人が謝ったら、鬼束ちひろのイメージはガタ落ちだっただろう。
「そいういうキャラを売りにしてる人なんですね・・・」と思われてしまう。
いわゆるメッキが剥がれた
状態だ。
鬼束ちひろは謝るようなキャラじゃないから謝らない。事務所が誤って事件は手打ち。
最高の幕引きである。
お見事!
もちろんこの出来事は作為的ではないと思われる。
鬼束ちひろは謝る気がないから謝らなかっただけ。
事務所はあやまらないと商売上困るからあやまっただけ。
善良なフリをするより、
そのままの自分でいるほうが長期的には利口なことである。